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ピアノの教室のお月謝、適正価格はいくらか



今回はピアノの先生の《お月謝》について、お話していきます。

月謝の決定が一番頭を悩ませるんですよね。スタート時にいくらにするか、から始まり、年数が経ってきたので、月謝を改定したいと思った時、さて、どの金額が妥当なのか、と考えだすと、迷いに迷います。

自分が今まで通ってきた教室、1レッスンで指導してもらった先生、自分がもらいたいなぁと思う金額、自分の地域の月謝のおおよその平均、等、いろいろ考えてはみるものの、何が正解で、何が適正価格なのか、正直わかりません。

それでも周りのいろんな先生は設定して、教室をスタートされています。みなさん、何を基準に決めているのでしょうか?何か考えるヒントはあるのでしょうか?もし、今大いに悩んでいる方は、これを読んで参考にしてみてくださいね。

目次

ピアノの先生の月謝の適正価格はいくらか  「値決めとは…」

「値決めは経営」だと、京セラ創始者であり、現KDDI創設者の稲森和夫さんがおっしゃっています。
また、こんなことも。
「商売というのは、値段を安くすれば誰でも売れる。 それでは経営はできない」と。

そうなんです、ここが私たちにとって一番大事!ピアノの先生はどうしても「お金儲けをしてはいけない」という考えが出てきます。「値段を低く設定したらたくさん入ってくれるから、ちょっと安くしようかな」「高くしたらだれも来てくれないかもしれない」「ピアノのレッスンにそんなにお金もらえない」「追加レッスンに追加料金をもらえない」etc.

でも、よく考えてみてください。ご自身が今日ここまで来るのに、どれだけお金がつかわれてきたのか。ご両親はどれだけお金をかけてくれたのか。安いはずありませんよね。「お月謝高いから、安いところに通わせよう」「(あなたに才能があると分かっているのに)いい先生だけど、高いから…」
子どもはやりたいといっているのに、十分に応えてあげない、我慢しなさい、そんな態度、あなたにとってきたでしょうか?


まず、知っておいてほしいのは、《親は子どもの為なら、ちゃーーんと、適正にお金を使う》ということ。
もし、上記のような保護者の方が、ご自身のところに来て、「うち、お月謝ここの金額しか払えないんですけど、うちの子すごいできるんで、相応のレッスンお願いします」なんて要望持ってこられたら、どうでしょうか。

金額は、相手のやる気、意識も変わる

あなたの事は、「月謝が低いから」選びました、でもうち子にはしっかりレベルの高いプラスアルファ並みの相応の指導してくださいね!
なんて腹が立ちませんか?理不尽な要求です、そんなこと言うなら、相応の「高い」月謝のところにどうぞ、行ってください!と思うわけです。

だがしかし、あなたの事を金額で選んだということは、あなたの金額の設定にも、すこし問題があるんですね。


どんなにすばらしいレッスンをしていたとしても、それは実際にレッスンを受けないと分からない部分です。
入り口はどうしても金額をみて判断されてしまいます。数字は誰が見ても同じように判断できるものなので、あなたがここでどんな金額を設定するかによって、相手からの見られ方が決まります。

それぞれの金額の持つイメージをしてみる

例えば、お月謝4000円と6000円のピアノ教室があったとします。
《4000円の方が、払いやすいから、こっちにしよう》と決める
《6000円の方が、高い分、しっかりレッスンしてくれそう》と思って決める

この考え方の差は大きくて、「どれだけの決意をもって入ってくれるか」にもつながっていきます。
前者だと、《4000円だし、休んでもいいよね》《振替してもらお!》《とりあえず、習わせておけばいい》ちょっと極端な例ですが、「そう思われるかもしれない」し「そう思われる可能性は」大いにあるんです。

立場が、 先生 < 保護者   に、いつの間にかなってしまう可能性がでてきます。


後者だと、
《しっかり払ったから、おうちでも練習するように私(親)も声かけしよう》《通わせっぱなしではなく、先生とやり取りしたり、子供を積極的に応援しよう》《習い事は休ませない》という気持ち、でてきます。
先生 > 保護者 と当たり前ですが、この構図で進めていく事ができます。


あなたがやりたい、レッスンを展開したいのなら、やはり後者なのでは?と思いますが、
どうでしょうか。

ピアノの先生の月謝の適正価格はいくらか 「金額によるあなたの価値…」

金額による、影響はほかにもあり、あなたの価値が勝手に決められてしまうということもあげられます。

4000円と6000円の話でいくと、「4000円相応の先生」「6000円相応の先生」
という値段によるあなたの価値が高いか、低いか、勝手に(数字のイメージで)決められてしまう恐れがあります。

低い金額設定は、「この先生の指導は、あまり上手じゃないのかも」「この先生は新人なのかも」「この先生は何か難ありなのかも?」「この先生は、専門的なこと教えてくれないかも」
等のように、金額の数字だけでこのようなイメージを持たれてしまう可能性があります。

ですので、たとえあなたが教えるのが1年目だとしても!あまりに低い値段の設定は、あなたの価値を下げてしまう恐れがあるので、気を付けましょう。

ピアノの先生の月謝の適正価格はいくらか 「あなたの先生は…」

金額を決めるうえで参考にしていくのに、「あなたが教わってきた先生」方のお月謝を基準にする方法もあります。
あなたが通っていたピアノ教室、お月謝はいくらでしたか?
もし、お月謝が8000円だったとしましょう。あなたはおそらく8000円より高いお月謝を設定することは無いとおもいます(今は)。なぜなら自分は、先生のように素晴らしくないし、経験も積んでいない、先生よりすごい指導はまだまだできない!と思っているからです。

これはこの先何十年も経っての話になりますが、あなたの生徒さんが大きくなって先生になったとしましょう。
すると、同じことをあなたの生徒さんも思うわけです。「私の先生は、6000円だったから、まさか、先生より高く月謝を設定するなんて、できないな、、、」


お月謝の設定は、後世にまで続く、永遠の課題だったりします!
今は、スタート時は、あなたがこの金額で!という値段でスタートしても大丈夫ですが、その後、必ずあなたは経験値が上がり、知識も当然増えていくわけですから、金額は再設定していきましょう。未来の先生の為に!とちょびっと考えてもらえたら、最高です!

ピアノの先生の月謝の適正価格はいくらか 「右にならえ…にする必要性はあるか」

やじるし

教室をスタートしたばかりの時は、周りの教室のお月謝にならって、同じような金額を設定することもありかと思います。安全ですよね。だけど、?
・あなたが集めたい生徒は、その周りの教室の先生と同じ?
・あなたがおしていくレッスン、力を入れていきたいレッスンは、その周りの教室と同じ?
・あなたが、目指しているところは、その周りの教室同じ?

などなど、あなたがやりたい事、集めていきたい生徒、をしっかり見極めてみると、「全然周りの教室とは違う!」ということに気づくと思います。

だとしたら、「周りと同じお月謝」でなければいけない、なんてことは全くないんですよね。
自由に決めていんです。あなたがやるレッスンはこれだけの価値がある!と思っていて、これだけの効果がある!私の教室に来た生徒さんたちは、こんなふうに成長していく、というものがあるから、レッスンするわけです。
それくらいの価値があるのですから、もしあなたがおもう金額が、周りの教室よりも高かった、としても何も恐れることはありません。

堂々と、その金額を出していきましょう。それに見合うレッスン、価値のあるものを提供しています、ということを説明していくようにしましょう

さいごに

万歳をする女性

いかがでしたか?難しそう…!と思われた方もいるかもしれませんが、一番簡単に考える方法はまず「自分がこのレッスンうけるとしたら、いくら払うか?」と考えて金額を設定してみることです。

そしてその値段以上にあなたのレッスンが魅力的である、ということを、書き出してみてください。
「私のレッスン、こんなにすごいんですよ」「こんなに変化ありますよ」「こんな生徒さんに来てほしい」「こんな成長していきますよ」「ピアノを通して、こんなふうに人間性育っていきます」などなど、アピールポイントたくさんだしてみましょう。


お月謝の決定は難しい、一人では悩んじゃう、どんな手順で考えていくの?どうやってアピールポイントを題していくの?頭の中がハテナでいっぱいになってしまったら、
いつでも私を頼ってきてくださいね。あなたの作りたい教室を最大限にアピールできるように、そしてあなたがよし!と思えるお月謝の設定を、一緒に考えていきますよ。


メニュー内の「あなたの好きを形にしていくコース」のいろいろ相談してみたい方、を使ってご相談ください

好きなことは、必ず届けていける、広めていける

あなたのその情熱があれば、必ず生徒は集まってきます。
まっすぐなその想いを、届けたい相手にまっすぐ届けていってくださいね。


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30代∼40代の女性の方を中心に、
「今の自分が一番好き」と思ってもらいたくて
「イキイキと輝いていくため」になにができる?
を一緒にみつけていく、セッションを行っています。


Up to you「すべてはあなた次第」
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いつでもあなたのそばに。困ったときは、頼ってきてくださいね。

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